今日は、アルツハイマーである爺さんに、
少しでも、婆さんや、姉や、その旦那様、僕や、僕の妻、孫たち、家族である絆をこれ以上忘れさせないように日帰り家族旅行に行った。
その日の朝、嫁が、出発の準備をしている痩せた僕を体を見て、
「もしかして、太ってはまらなくなった結婚指輪ができるかもね~」
なんて言われて、まだ無理だろうと思いながら指輪をはめたら、なんとスッポリ!。
とてつもなく良い一日になりそうな予感がした。
(夏頃から食欲が無く、約8k痩せた。病気かな?)
日帰り旅行は、愛知で有名な、”まるは食堂”に食べに行った。
豪華でおいしい食事、でけー海老ふりゃー。
うまいぃ!!、うま過ぎる!!!。
食欲の無い僕は、刺身とか、エビフライ程度で、お腹一杯になり、色々食べ残してしまったが、嫁が残りを頑張って食べてくれた。
食べ終わった子供たちは、UNOを始めて、楽しそう!。
爺さんや、婆さん含め、大人たちは、楽しそうな子供の姿を微笑ましく見ていた。
この後、僕は、食べ過ぎの為か気持悪くなり、暫らくの間、トイレと友達になってしまった。
トイレから戻ってくると、皆、温泉に入るとの事で、準備をしていたが、僕は気持の悪いのが直らず、温泉には入らない事にした。
爺さんは、昔から温泉が好きだったので、温泉もある”まるは食堂”を姉が予約してくれてた。
美味しいご飯を食べ、好きな温泉に入り、可愛い孫達に囲まれ、きっと爺さんは喜んでくれたと思う。
温泉から出た後は、”まるは食堂”から出て、”えびせんべいの里”に立ち寄り、お腹一杯試食し、全員で実家に帰った。
せっかくなので、夕食も皆で食べようという事になり、牛丼を作って食べた。
この頃やっと僕の体調は回復した。まー僕の体調はどうでも良い。爺さんに楽しい記憶が少しでも残ってくれれば良いと思っていたし、良い一日になったとその時まで思っていた。
姉家族が帰った後、事件は起こった。
実家の和室に、爺さんと、婆さんと、僕の3人になった時、急に爺さんが怒り出した。
なにが切っ掛けになったが分からないが、とにかく激しく怒っている。
怒っている理由を聞き、謝ったり、勘違いだと説明してみる。
この日は、謝りや、説明をすればするほど、怒りのボルテージは上がっていくのがわかった。
爺さんが、婆さんへ、2リッターのペットボトルを投げつける。
爺さんが、婆さんを殴ろうとする。
僕が仲裁に入ると、今度は、婆さんと、僕が共犯者扱いで怒り出した。
嫁や、子供たちが心配そうに隠れて見ている。こんな姿を子供達に見せたくなかったので、家に帰した。その後、嫁から、姉へ爺さんが怒って手がつけれないと連絡してくれた。
その間も更にボルテージが上がってくる。そろそろ僕にも手が出そうだなと覚悟していた時、姉が実家に戻ってきてくれて、話をすっと切り替えてくれた。
僕がいると、怒りが再燃しそうなので、家に帰った。
家に帰ると、嫁や、長男、次男が凄く心配してくれていた。
次男は、「父さんに手紙を書く」って行って何か書いてくれていた。
何故、マツコ・デラックスの絵と、携帯の絵を描いたか分からないが、婆さんや、僕が殴られていないか、「大丈夫かな?」と何度も嫁に聞いてたらしい。
僕は泣いた。
色んな感情が噴水のように噴出してきて泣けた。
・爺さんが、婆さんや、僕に怒った事
・それを宥めれなかった事
・僕を息子とわかってくれない事
・旅行は無駄なのかと思った事
・家族が心配してくれた事
など。
その間、姉は父の気持のスイッチを上手に切り替え、穏やかになった。
怒ってしまった事を姉へ謝っていたらしい。
爺さんは、この時点で、今日の旅行のことは全て忘れていた・・・。
その夜、寝る前に考えた。
旅行は、爺さんの記憶には残らなかったけど、僕ら家族全員の記憶に残った。波乱はあったけど、これでよかったと思えてきた。
コメントするの躊躇したけど、こんな時だからこそと思い書いちゃった。
返信削除辛い時もある 楽しい時もある。
家族にしかわからないこともある。
連れにしか言えないこともある。
話せることがあるのであれば おっちゃん うめ かみひろ しんくん しんぺ ちっちゃいとこやに話してもかまわんよ!
うのやってる奥の赤い服の子 お姉ちゃんの子やろ??
お主の子供達 みんなコピーやん!
ぷち、コメントありがと。
返信削除実は、一番酷かったのは2年ぐらい前かな?。
爺さんが、症状が、置いた物を忘れるぐらいの症状の時、婆さんへの暴力が毎日続き、婆さんを病院に引き取ってもらって、避難させた。その間、姉と僕で、爺さんの生活をフォローしたが、爺さんからの疑いや、暴力が、姉や、僕にもするようになり、僕も家に住めなくなった。その後、精神を安定させる薬を飲ませ始め、暴力はなくなった。
病状が進行し、今は、何でも直ぐ忘れる状態になり、精神を安定させる薬を飲ませなくても、殆ど大丈夫になったんだけど、時々、この日のようなことが起こるようになった。
こんな話をBLOGに書くのは、コメントがあっても、なくても、おっちゃん うめ かみひろ しんくん しんぺ プチはきっと読んでくれてると思ってるし、あったことを書くことで、自分の心の整理にもなるからね。
BLOGにかけない状態になったら、同年の絆がある皆には相談するよ。
ありがとう。ほんとに。